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月経異常・月経痛

月経異常とは

月経異常とは、月経・閉経の開始時期、月経の周期や持続日数、月経に伴う出血の量が正常な月経とは異なる状態を言います。月経異常については、以下のように分類されます。このような症状に心当たりがあれば、お早めにご受診ください。

早発月経

10歳未満で初経(初潮)が起きた場合を言います。早い年齢からエストロゲンの分泌が亢進するので低身長になりやすいということもありますが、早発月経は早発思春期の診断基準のひとつであることから、頭蓋内腫瘍あるいは中枢神経性障害を発症している可能性も考えられるので、お早めに婦人科をご受診されるようにしてください。

遅発月経

初経(初潮)が15歳以降という場合は遅発月経とされ、18歳を過ぎても初経がない場合は原発無月経と診断されます。このような場合は、遅発思春期も考えられるので、16歳を過ぎても初経が無いと言う場合は、一度検査を受けられることをお勧めします。15~18歳の間に初経が来たのであれば、体質的なことによるものが多く、時期が単に遅れたということが多いです。なお原発無月経の場合は、遺伝的要因の可能性が高いので、血縁者などの月経異常の有無なども確認します。

早発閉経

43歳未満で閉経が起きたのであれば早発閉経が考えらえます。このような場合、骨粗しょう症や動脈硬化などが疑われますので、一度検査を受けられるようにしてください。

遅発閉経

更年期(45~55歳)を過ぎてから閉経した場合を遅発閉経と言います。月経がこの年齢まで続くということは、エストロゲン(女性ホルモン)の作用が持続しているので骨粗しょう症などの可能性は低くなりますが、ホルモンが長期に保存されることで乳がんや子宮体がんといった婦人科がんの発症リスクは高まります。

稀発月経

39日以上3ヵ月未満の周期で来る月経が稀発月経です。このような状態の大半は、月経開始日から排卵するまでに長い日数(例えば30日間)を要し、その14日後に次回の月経が来るタイプ(遅延排卵)が多いです。同ケースでは排卵自体はあるが、スムーズに排卵が起こっていないことが考えられます。また月経と思っていた出血が、実は排卵が無い出血(無排卵周期)ということもよくあります。

稀発月経では、内分泌疾患をはじめ、肝機能異常、膠原病などの全身慢性疾患を発症している可能性もあるので、一度医療機関で血液検査をする必要があります。

頻発月経

その呼び名の通り、頻発に来る月経のことを言います。月経や月経様出血が頻繁にあるのであれば、排卵が起こっていないための無排卵性出血の可能性が高いです。出血(生理様出血)と出血の間が2週間程度で、さらに出血期間が10日~2週間と長く続く場合は、きちんと排卵が起こっていないことが考えられます。また、子宮体がんや子宮頸がんによる不正性器出血が見過ごされることもあるので、しっかり鑑別を受けるようにします。

無月経

月経が90日以上来ない状態が無月経です。このような場合、排卵が起こらずにホルモンの機能が低下、もしくはほぼ停止している可能性が高いです。さらにこの状態を長期間(7ヵ月以上)放置すると、ホルモンの失調はどんどん強くなって、頑固なホルモン異常(排卵障害)となりますので要注意です。無月経の状態が3ヵ月以上続いているのであれば、お早めにご受診ください。なお、妊娠が考えられる場合も同様です。

過長月経

月経の持続期間が8日以上続いている状態が過長月経です。原因としては、ホルモンバランスの乱れ、子宮の病気などが考えられます。なかでも女性ホルモンの分泌に関係する器官(視床下部、脳下垂体、卵巣など)のトラブルによって無排卵周期が起きている、あるいは黄体ホルモンの分泌が不十分なことで、黄体機能不全を起こしている可能性もあります。

過多月経

また過多月経とは、月経時の出血量が増える、経血にレバー状のかたまりが混じっている、月経痛の症状がひどいといったことが現れます。このような場合は子宮の病気(子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜炎、子宮がんなど)が原因の場合もありますので、一度医療機関で検査を受けられることをおすすめします。

過短月経、過少月経

過短月経とは、2日以内で月経が終わってしまう場合のことで、過少月経は月経時の経血量が極端に少ない(20ml以下)状態を言います。

この場合、過度なダイエットやストレスによる環境要因によって女性ホルモンの分泌量が少なくなるなどの異常、子宮内膜の癒着、子宮の発育不全といったことなどが原因で起きると考えられています。

また、無排卵月経の可能性もあることから、この状態を放置すると不妊の原因になることもあるので、速やかに医療機関を受診するようにしてください。

月経痛

月経痛とは、その言葉の通り月経時に出る痛みのことです。これは子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンというホルモン(痛みを誘発する物質)が子宮の筋肉を収縮させて子宮内で月経血を押し出そうとする際などに起きるとされていますが、痛みの程度については個人差があります。なお、その痛みが日常生活に支障をきたすほどひどい状態であれば、月経困難症と診断されます。

月経困難症

月経の直前、もしくは月経開始時に下腹部痛、腰痛、頭痛、吐き気などの症状が伴い、それらが日常生活に影響が出るほどの場合を月経困難症と言います。

同疾患はまず2つのタイプのどちらに分類されるかを見極める必要があります。それは、医療機関で触診や画像診断などの検査を行っても子宮や卵巣に異常が確認できない機能性月経困難症と子宮や卵巣に異常があることで症状が現れる器質性月経困難症です。後者と診断されるケースでは、多くは子宮の病気(子宮内膜症、子宮筋腫 など)が原因と考えられるので、その治療が優先されます。

なお機能性月経困難症と診断される方の多くは10~20代の女性です。主に過労や精神的ストレスが原因として考えられ、月経時に子宮の筋肉が縮まり過ぎることで発症すると考えられています。この子宮が縮むこと自体は正常で、これにより古い子宮内膜を出せるようになるのですが、その際につくられるプロスタグランジンという女性ホルモンが出過ぎてしまうことで、機能性月経困難症が起こりやすいと言われています。

医療法人社団 千祥会 自由が丘ちあきレディースクリニック

診療科目

婦人科

住所

東京都目黒区緑ヶ丘2-24-15-1F

アクセス

自由が丘駅より徒歩4分

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日祝
09:00~12:30(最終受付12:00)
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※月火木金は、午前9:00〜12:30(最終受付12:00)、午後14:00〜17:30(最終受付17:00)
※水曜は、午前9:00〜12:30(最終受付12:00)、午後15:00〜18:30(最終受付17:30) 休診日:日曜、祝日