検査・検診|婦人科がんの早期発見、
妊娠前の健康確認のために

女性の健康を守るために、日頃からできることのひとつが「定期的な検査・検診」です。
婦人科の病気は、初期の段階ではほとんど自覚症状がないことも多く、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
そのため、早期発見・早期治療のための検診がとても重要です。
また、妊娠を希望される方にとっては、妊娠前の健康状態を確認することも大切なステップです。
当院では、以下のような婦人科検診や各種検査を行っております。
いずれも、婦人科腫瘍学会専門医・産婦人科学会専門医の女性医師が担当し、丁寧な説明と安心できる環境の中で実施いたします。
初めての方も、お気軽にご相談ください。
子宮頸がん検査について
子宮頸がんは、子宮の入り口部分(頸部)にできるがんで、20代〜30代の若い女性にも増えている疾患です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が主な原因とされており、性交渉の経験があるすべての女性にリスクがあります。
参考→子宮頸がん
検査の種類と内容
子宮頸部細胞診(頸がん検査)
専用のブラシやヘラで子宮の入り口の細胞を採取し、がんや異形成(前がん病変)がないかを顕微鏡で調べます。
痛みはほとんどなく、数分で終わる検査です。
HPV検査
子宮頸がんの原因であるハイリスク型HPVに感染していないかを調べる検査です。
細胞診と同時に行うことで、より正確な評価が可能になります。
定期的な検査により、前がん病変の段階で発見することができ、簡単な治療で完治が望めます。
20歳を過ぎたら、2年に1回の検査が推奨されています。
子宮頸がん検査(子宮頚部細胞診)の診断精度は約60%と報告されています。
HPVの検査は自費になりますが診断精度は97%とより有用性の高い検査です。
当院では患者様の背景、受診頻度などに合わせて適切な検診をご提案いたします。
精密検査を受けたい
子宮頸部組織診(コルポスコープ検査)
コルポスコープ検査は子宮頸部を専用の拡大鏡(コルポスコープ)で詳しく観察する検査です。子宮頸がん検診で異常を指摘された場合や、HPV検査で陽性だった場合に行います。どの部分に変化があるのかを酢酸を塗布して正確に確認し、異常が疑われる部位の組織を一部生検し正確な診断を行います。ごくわずかな組織のみ生検をしますので痛みはほとんどありません。
当院では、さらに治療が必要と判断された場合でも日帰りでのレーザー蒸散術や円錐切除術に対応しており、検査から治療までを院内で一貫して行うことが可能です。
「大きな病院を紹介されるのが不安」「仕事や育児で入院が難しい」そのような方にも出来るだけ負担のすくない形で治療を受けていただける体制を整えております。
また、妊孕性温存治療にも婦人科腫瘍専門医が力を入れて取り組みます。
ご予約の際は、「婦人科精密検査」または「異形成フォロー」を選択してください。
このような方におすすめです
- 子宮頸がん検診で要精密検査と言われた
- HPV検査で陽性と診断された
- 過去に異形成を指摘されたことがある
- できるだけ早く、確実な診断と治療を受けたい
不安なことやご不明点がありましたら、どんなことでもご相談ください。
子宮体がん検査について
子宮体がんは、子宮の内側(内膜)にできるがんで、特に閉経後の女性や月経異常のある方に多く見られます。
不正出血が唯一の症状というケースも多く、気づいたときには進行していることもあります。
参考→子宮体がん
検査の種類と内容
子宮内膜細胞診
子宮内膜の細胞を細い器具で採取し、がん細胞や異常細胞の有無を調べます。
多少の違和感や出血があることもありますが、数分で終了する検査です。
当院では検査の器具を工夫するとともに熟練した医師が行うことで痛みが少ない検査を心がけております。
経膣超音波検査
内膜の厚さや子宮内の状態を確認するための画像検査です。
子宮体がんのリスク評価の一助となります。
特に、閉経後の出血がある方や、不正出血が続く方は、早めの受診と検査が必要です。
子宮内膜組織検査
子宮内膜組織検査は子宮の内側にある「子宮内膜」の一部を採取し、顕微鏡で詳しく調べる検査です。不正出血がある場合や超音波で子宮内膜の肥厚を指摘された場合、子宮内膜の病気が疑われる場合に行います。
検査は短時間で終了し、組織を吸引採取するので痛みを最小限にし、出来る限り負担を少なくするよう心がけております。
また、当院では子宮内膜検査の結果や症状に応じて日帰りでの子宮内膜全面掻把術にも対応しております。
入院が必要なケースもある治療ですが、当院では患者様の体調やライフスタイルに配慮し、日帰りでの対応が可能です。
仕事や育児などで長期間入院が難しい方にも安心して治療を受けていただける体制を整えております。
また、初期の子宮体がんの妊孕性温存治療にも婦人科腫瘍専門医が力を入れて取り組みます。
このような方はご相談ください
- 月経以外の出血が続いている
- 閉経後に出血がある
- 月経量が急に増えた
- 子宮内膜の厚みを指摘された
気になる症状がある方は早めにご相談ください。
卵巣がん検査について
卵巣がんは「沈黙のがん」とも呼ばれ、自覚症状が出にくいために発見が遅れやすい疾患です。
初期のうちはお腹の張りや違和感程度ですが、進行すると下腹部の痛みや食欲不振、体重減少などが現れることもあります。
参考→卵巣がん
検査の種類と内容
経膣超音波検査
卵巣の大きさや腫瘤の有無、内部の性状などを確認します。
定期的に行うことで小さな変化にも気づきやすくなります。
腫瘍マーカー(CA125など)血液検査
血液中の腫瘍マーカーを測定し、がんの可能性を評価します。
ただし数値だけでは診断はできないため、画像検査と併用して総合的に判断します。
家族に卵巣がんや乳がんの既往がある方、閉経後の女性などは、特に定期的なチェックをおすすめします。
ブライダルチェックについて
ブライダルチェックとは
ブライダルチェックとは、将来の妊娠・出産に向けて、体の状態をあらかじめ確認するための婦人科検査です。
必ずしも結婚が前提である必要はなく、「妊娠を意識しはじめた」「自分の体を知っておきたい」というすべての女性が対象となります。
ご予約の際は、「婦人科検診・おりもの異常・その他の診察またはその他診察」を選択してください。
対象となる方
- 将来妊娠を希望している方
- 結婚を控えている方
- 生理不順や婦人科疾患の既往がある方
- 20代・30代で健康状態を確認しておきたい方
検査項目と内容
婦人科内診・経膣超音波
子宮や卵巣の状態を確認します。
子宮頸がん検査・おりもの検査
性感染症や異形成の有無を確認します。
血液検査
風疹・麻疹・B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIVなどの感染症をチェックします。
ホルモン検査
月経や排卵に関わるホルモンのバランスを確認します。
AMH検査(希望者)
卵巣年齢(卵子の残り具合)を調べる血液検査です。
必要な検査は個別にご相談の上で決定いたします。「今の自分の状態を知る」ことは、将来の安心にもつながります。
風疹抗体検査について
風疹は、妊娠中の女性が感染すると、お腹の赤ちゃんに深刻な影響を与える可能性があるウイルス感染症です。
特に妊娠初期に感染すると、先天性風疹症候群(難聴・白内障・心疾患など)を引き起こすリスクがあります。
風疹抗体検査は、風疹に対する免疫(抗体)が十分あるかどうかを確認するための血液検査です。
妊娠を希望する女性、妊婦さんのパートナー、育児中の方などが対象となります。
検査で抗体が低いと判定された場合には、ワクチン接種をご案内いたします(妊娠中は接種できません)。
ご予約の際は、「婦人科検診・おりもの異常・その他の診察またはその他診察」を選択してください。
公的助成制度の対象となる場合もありますので、詳細は受付または目黒区の案内をご確認ください。
参考→風疹抗体検査
定期的な検査・検診で、将来の安心を
検査や検診は、「何か不調があるとき」に受けるだけのものではありません。
自分の体を知り、健康を維持するための習慣として取り入れていただくことが、病気の予防や将来の安心につながります。
当院では、初めての方や不安のある方にも、女性医師が丁寧にお話を伺いながら、安心して検査を受けられる環境を整えています。
どうぞお気軽にご相談ください。あなたの健康と未来の選択を、私たちがサポートいたします。